八女産竹「竹編み生地」採用!地域を味わう旅列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」試乗!

街をつないできたレールが人をつなぐ!「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」

2019年3月11日弊社(鹿田産業)は、西日本鉄道株式会社より、3月23日から運航される観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)」の試乗会へご招待いただき、参加してまいりました。

この列車は、地域を味わう本格的な観光列車で、キッチン車両とダイニング車両の3両編成で、全席52席。運行は金曜日~日曜・祝日で、西鉄福岡(天神)駅~大牟田駅まででランチやディナー、ブランチを楽しめるようになっています。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO

いよいよお披露目!筑後の魅力をつめこんだ車両デザイン!

西鉄福岡(天神)駅にお目見えしたレトロな雰囲気も漂わせながらも、赤と白のかわいらしい車両デザインで取材陣も身を乗り出して撮影に殺到。

ロゴデザインには筑後にまつわるモノやコトが隠れています。筑後地域の「食べ物」や「観光地」のデザインを探すのも楽しめるかわいらしいデザインにこの車両への想いが詰め込まれていることが分かります。

DSC08137-1024x684 レトロな雰囲気 レトロな雰囲気

筑後地域の「素材」と「伝統技術」!職人とクリエーターのこだわりインテリアを体感!

車両内装には弊社(鹿田産業)協力の八女の竹を使用した竹編み生地や城島瓦、大川家具などが採用されています。福岡と筑後の街を繋いできたこの沿線ならではの歴史を感じつつ、落ち着きある空間があたたかみを感じます。

ゆっくり景色を眺めながら、食事と談笑を楽しむ心地よいこの空間は、筑後地域の職人とクリエーターが作り上げたひとつの芸術作品と言えるでしょう。

車両内装 車両内装2 車両内装3

八女産「竹編み」採用!苦悩と困難を乗り越え実現へ!

天井に装飾された八女の竹を使用した「竹編み生地」は実現までに多くの課題を抱えていました。西日本鉄道の担当者によると地域の素材と伝統技術、この地域資源を使用したいとの想いはあるものの、伝統産業の衰退による材料の確保ですら困難であったそうです。色々なところに問い合わせても期待できるような回答がなく、相談の依頼がめぐってきた先が弊社(鹿田産業)でした。

福岡県知事指定特産民工芸品「八女すだれ」の製造で使用する竹は全て八女産という定義があり、地域材の確保はこちらで対応いたしました。しかし、「竹編み職人」の確保はできず、まだ課題解決にはいたりませんでした。そこで同じ伝統産業である久留米籃胎漆器の竹編み技術を活かせないか?と「井上籃胎漆器」をご紹介し、「竹編み生地」の確保ができたのでした。

しかしながら、そこでもまだ課題があったのです。「竹編み生地」の不燃加工です。列車の車体には火災や延焼を妨げる構造や材質であることが規定されており、この基準を満たさないといけないのです。私どもの範疇でできることは商業用すだれの防炎化技術を応用するところまでです。不燃加工はもっと高い技術が必要となります。そこで車両設計を担う「川崎重工業」にご協力をしていただき、何度も燃焼性の試験を行い、なんとか試験を通過しました。

このように多くの方々の協力を経て、苦悩と困難を乗り越え、「竹編み生地」天井へ使用することができたのです。

車両内装 車両内装 車両内装

筑後地域の「食材」を堪能!生産者と観光客をつなぐ!

この旅列車でしか味わえない料理は沿線選りすぐりの食材を使用されています。春の季節にあわせた果物や野菜などがふんだんに味わえるオリジナルコースとなっています。

今回味わったコースはこちらです。

あまおうプレミアムスパークワイン、苺とトマトのタルティネ(あまおう)、ラディッシュバター(北野町産)、人参のグリル、蒸しアスパラにセロリマヨネーズ(うきは市ゆむたファームの卵を使ったマヨネーズ・大木町産のアスパラガス・みやま市産のセロリ・レモン)、王リンギのバターソテー(大木町産の王リンギ)、和牛のロースト(博多和牛・柳川市産のお刺身海苔・セリ・バター)、筍とアスパラガスのピザ(八女市産の筍・柚子・菜の花・モッツアレラ・大木町産のアスパラガス)、マカロン3種(あまおう・レモン・八女市産の抹茶)、チョコレートのパウンドケーキ、和紅茶のクッキー、中村園(八女市)のオリジナルブレンドのハーブティー。

地域の食材が地域の器で楽しめ、親しみがありつつ、特別感を味わえました。

コース 料理 コース

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人とモノとコトをつなぐ列車!地域活性化の原動力に!

沿線の地域と連携し、地域や産業の活性化に取り組む西日本鉄道「縁線プロジェクト」。地域の日常生活を感じられるように食材やインテリア、食器など地域資源にこだわりぬいた「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」はこのプロジェクトの大きな柱となることでしょう。

筑後地域の竹細工、城島瓦、大川家具、小石原焼など職人が、また筑後地域の野菜や果物やお酒やジュースなど生産者が、人々の生活のためにつくりあげてきたモノで乗客をおもてなしする。

プロジェクトの名の通り、列車と地域が一緒につくる空間は観光客とのご縁をつなぐ入口になっています。

人とモノとコトをつなぐレール!未来へ続く!

観光へいざない、街と人を体験へとつなぐ観光列車。

新たに出会った友達に手を振るように歓迎するこども達。

人と人、人とモノ、人とコトをつなぐレール。

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は地域に愛される観光列車になることでしょう。

ご縁あって素敵な観光列車を体感できました。ご関係者の皆さま、ありがとうございました。