ABOUT
鹿田室礼とは
鹿田室礼
SHIKADA SHITSURAI
鹿田室礼「SHIKADA SHITARAI」とは、
鹿田産業オリジナルの各素材に共通するブランドコンセプトです。
天然素材を通じて日本古来の礼節である室礼文化を国内外に伝えることをビジョンとしています。竹という地域資源を生かした八女すだれの伝統工芸の枠を超えた新しい価値を様々な空間に提案します。
PROMISE
鹿田室礼3つの約束
天然素材にこだわる
鹿田室礼のインテリアは地球環境にやさしい多年草植物、竹やラタンなど天然素材にこだわり、サスティナブルな空間を演出します。
ゆるぎないクラフトマンシップ
すだれ、家具など鹿田室礼のインテリアは、「八女すだれ」などの熟練の職人による丁寧な手作業で生産します。
心地よい空間を身近に
天然素材の優しさで、四季を感じる空間。自然がもたらすやすらぎと、時を経る美しさは、四季の移ろい、風や陽光など自然の心地よさを感じさせます。
DNA
鹿田室礼のDNA、八女すだれ
八女すだれは、鹿田産業が大正元年の創業以来、脈々と生産している室内調度品です。鹿田室礼の根幹である八女すだれは、今でもほとんどが手作業で製作されています。
100年前と変わらない製法で作り続けられている八女すだれの定義は、次の6つの条件を満たされる工芸品のみです。
- 八女地域の竹材料を使用する
- 八女地域で生産されている
- 足踏み織機で生産されている
- 経糸を捻って編むねじり編みで生産されている
- 竹の節が手作業で揃えられており、伝統的な節揃えの技法で生産されている
- すだれの縁が手作業で縫い付けられている
こうした「八女すだれ」で培った経験やノウハウをDNAに、
新たなコンセプトである「鹿田室礼」を創造、各商品ブランドに浸透させています。
ROOTS
鹿田室礼のルーツ
自然の万物を神とする八百万(やをよろず)の神、神道は日本民族の信仰・思想です。竹は、神が宿る依代(よりしろ)という神聖な植物でした。その神聖な領域と不浄な領域の二つの世界を結びつける、視覚的な役割を持つのが結界です。神社において御神体に一番近い結界は、御簾です。植物で茎状の素材を経糸で編んだものが、「簀」と言われます。
すだれは「簀」を垂らしているので「簀垂」と表記されていました。特に神聖な竹製のものは結界を表す「簾」と区別されました。天皇や位の高い人が使うようになった御簾は、平安時代の貴族の住居であった寝殿造りには欠かせないものとなりました。貴族の儀式や年間行事などで客人(まれびと)を迎えるハレの日に、天然素材の調度品で装飾する心配り「室礼」が生まれました。
古から茶道や華道のように季節のもので部屋を装い、来客をもてなす日本人ならではの礼節です。現代においても、日本人の心には来客をもてなす装飾「室礼」が息づいているのです。