2023年1月、隈研吾氏設計で「鹿田室礼ショールーム」OPEN!

このたび、弊社(株式会社鹿田産業:福岡県八女郡広川町 代表取締役 鹿田和正) は、八女本社にあるショールームをSHIKADA SHITSURAIショールームへと改称し、2023年1月に、改装オープンいたします。

すだれ工場として大正元年に創業し、110周年を迎えた弊社は、鹿田産業の企業ブランドを鹿田室礼(SHIKADA SHITSURAI)としました。SHIKADASHITSURAIショールームは、竹・籐素材などサスティナブルなインテリア素材を、ホテルなど商業施設を設計する建築家やインテリアデザイナーへ装飾方法、素材の用途を提案するため、施工例を展示した施設です。また、素材特性を検証するラボを併設しています。

SHIKADA SHITSURAIショールームは、主に弊社のカタログラインナップである竹すだれと籐製品を展示しています。6つのゾーンで構成されており、持続可能な素材を使った次世代のホテル空間がコンセプトです。エントランス、ラウンジ、客室、ショップの各々のゾーンは、ホテルデザイン。生地サンプルを手に取ってみることができる製品ギャラリーゾーンはショールーム機能デザインです。

当ショールームの特長である実験ルームゾーンでは、すだれ生地の伸縮特性や、調光できる照明とともに、透過性を検証できる設備を整えており、言葉だけではなく画像と動画で記録し、海外デザイナーへも伝わりやすい情報で発信を行うラボラトリーです。竹材、籐材の他にも、ホテル内装として、地域工芸品の施工例も展示し、コントラクト市場に特化したショールームです。

竹は しなって折れにくい特性がある事から、大型の壮観な装飾を可能としながらも、細い竹ヒゴを編んだすだれ生地は、繊細で優美なデザインを表現できます。当ショールームは、1本1本細い竹ひごを織機によって手作業で編んだすだれ生地の繊細さを、ホテルを想定した空間に装飾しています。通常の窓周り用途以外に、天井や建具で使った例、照明のシェードとしての用途で透過性を表した例など、新たに隈氏がデザインしたモダンな籐家具と共にサスティナブルな現代空間デザインとして展示致します。

 弊社のすだれは、2009年頃より、隈研吾建築都市設計事務所で使用されており、ポートランド日本庭園、エースホテル京都、星野リゾート別府・湯布院など国内外で使われています。その施工例の一部を、一堂に見ることができる施設として、持続可能なデザインを取り入れたい設計者などへ提案致します。

 ショールーム見学と工場でのすだれ編み体験ができる、地域観光ツアーパックも販売予定です。

ショールームニュースリリース2022