「星野リゾート 界 別府 」へオーダーすだれ納入

この度弊社は、大分県別府市に開業した「星野リゾート 界 別府 」(以下、界 別府)へ、弊社のオーダーすだれ四季彩製品(CRS463FP、SS455FP特注品)を納入致しましたので、導入実績ページ(https://shikada.co.jp/works)に追加いたしました。

界 別府 は、隈研吾建築都市設計事務所が設計し、別府市北浜地区に2021年6月4日にソフトオープン、そして7月8日にグランドオープンいたしました。星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は、地域の伝統工芸や文化を取り入れた設えが特徴です。
 そこで、弊社では、界 別府にすだれ製品以外にも、別府竹製品組合と協業し、2階回廊部に地元大分の伝統工芸品である竹を用いた「やたら編み」の壁装飾を施工致しました。

客室などの家具やインテリア素材はTIME&STYLEブランドで著名なプレステージジャパン社が納入されており、弊社は、食事処の照明シェードなど竹すだれ素材の提供で協業し、上質な空間づくりに役立っております。

客室は、別府の地獄めぐりで有名な「血の池地獄」から着想した柿渋色がテーマカラーとなっており、ピクチャーウィンドウに取り付けられたすだれロールスクリーンも同系色にコーディネートされております。70室ある全客室のピクチャーウィンドウでの窓装飾に、すだれの「透ける」という機能性を生かしたロールスクリーンすだれCRS463FPを採用頂きました。外からは目隠しをしながら、室内からはオーシャンビューの景色を楽しめます。

 

食事処は、特殊な編み方で透けないすだれSS455FP特注仕様品を採用頂いております。通常、大空間で個室を作る際は間柱を建てますが、界 別府の1階の食事処は、すだれのみで間仕切り、ワイヤー吊りで高さを変化させながら施工したユニークな装飾工法です。

 

今回「界 別府 」へ納入した製品は、全て天然の竹材を使用し、施工場所に合わせた特注仕様となっております。

弊社は県の伝統工芸品である八女すだれの織元として、結界を表す室内用竹すだれを100年以上作り続けて参りました。現在は、天然素材の室内装飾で客人をもてなす日本古来の風習である「室礼」をコンセプトとした「鹿田室礼」というブランドで、上質で優美な商空間へのお手伝いをしております。さらに、海外へ本物の日本文化を伝えるべく「SHIKADA SHITSURAI」として展開しており、国内はもちろん海外の飲食施設でも使用されております。

界 別府 のインテリアは、コンセプトデザインが一致したまさに優美な室礼を具現化したモダンな空間です。

 

界 別府 へご宿泊の際は、九州の代表的天然素材「竹」で設えられたこだわりの空間をお楽しみください。